雪山に募る想い。


まったく突然に、ほとんど衝動的と言っていいくらい唐突に、山に登りたくなったのが今年の2月のはじめ。まだ北陸の山は雪に覆われていて、僕のようなズブの素人を拒絶するように、オフィスから眺める名も知らぬ山々にはしっかりと雪が積もっていた。

登山経験はほぼ無きに等しく、数少ない過去の山登りの経験でさえ、無積雪期の里山や夏の白山・立山程度。しかも最後に山に登ってから十余年の月日が経っていて、知識も体力もまるで備わっていない、まさに初心者以下の僕。それが、低山とはいえ積雪期に登山を再開するってのはさすがに無謀だろう・・・と思いつつも、どうにも山への欲求に打ち勝てず、ほとんど使わないまま仕舞っていた古い道具を引っ張り出して訪れた雪山。


YAMAPというアプリに出会い、どこかの誰かの直近の活動記録を参考に、事前のシュミレーションができた事も幸いし、GPSマップのおかげでルートを見失うこともなく、マジで死ぬほど辛かったけどなんとか無事下山できた。


自宅に帰り、すでに痛み始めた関節の節々や、これから襲いかかってくる全身の筋肉痛に怯えながらも、思い返すはじめての雪山登山。

スキーやスノーボードで訪れるゲレンデとはまるで違う、静寂に包まれた幻想的な白銀の世界。どこまでも澄んだ空気。時折舞うスノーダスト。雪面をアイゼンで踏みしめるザクッって音…。  

すべてが非日常すぎて、あらゆる事が心の奥の奥にまで深く沁みた。

その雪山登山を機に、すっかり山旅にハマっちゃった僕(笑)


そして季節は秋。オフィスの窓から眺める白山の頂きの冠雪を遠く望む今日この頃。フツフツと雪山への想いが募る。

白と青だけでできた静寂の世界。あの衝撃の感動を、なんとしてもママちゃんと娘にも味わって欲しい。そして、心震える絶景を3人で共有したいぉぞ~!!

ってことで、ママちゃんと娘の冬装備として、冬靴とアイゼン、そしてピッケルを準備した。

店で値札を見て、その高額な金額にちょっと震えた(いや、壮絶に震えた)けど、この魔法の靴はきっと彼女達を、素敵な世界に誘ってくれるはず♪

この冬も、絶景を求める山旅がアツいぜ!



っていうか・・・忘れがちだけど、娘は絶賛受験生なんだよね(汗)






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