R100GSがやってきた。


2019年11月1日、僕のもとに水平対向2気筒980ccのエンジンを心臓に持つ、古いBMWがやってきた。通称2バルブGSと呼ばれ、現在のR1250GSへ続く礎として、当時BMWの最高の技術を結集し、革新的な設計を取り入れてこの世に送り出されたR-GSシリーズの先祖、前期型のR100GS。

左右に張り出したシリンダヘッドが特徴的なボクサーエンジンで、1989年11月にこの世に送り出されてからちょうど30年の時が経つ、どこからどう見ても古臭くロートルなオートバイではあるんだけど・・・なんなんだろう、この得も言われぬ愛らしさ。

技術的なウンチクや歴史的背景の考察については、その道のマニアな人達に譲るとして、僕は単純にこの佇まいやシルエット、そして旧車然としつつも(実際に旧車ではあるけど)全然古さを感じないこのデザインに惚れてしまったわけだ。





 このバイクの購入にあたり、国内はもとより世界中のR100GS(R80GS含む)関連のブログで情報収集をしまくった訳だけど、調べれば調べる程この古いドイツ製のオートバイが今もなお、世界中で愛されている事を知り、また、様々な有益な情報をネットに公開してくれている事に驚いた。

晴れてR100GSを手に入れて、2バルブGSを所有する身となった今、レストア情報や日々のメンテナンスの詳細を伝える義務があるんじゃないの?・・・な~んて事はこれっぽっちも考えてない。(っというか、そんな知識も技術もない)

ただ、オートバイをイジっては壊し、磨いては傷つけるを繰り返すどうしようもないR100GSオーナーがいたっていいじゃな~ぃ♪的なノリで、今となってはビンテージバイクの仲間入りを果たしたR100GSと戯れる日々を綴れればいいかな~なんて思う今日この頃です。



ってわけで、いつかこのオートバイを所有する事を夢見ている諸兄(そんな人はこのブログを参考にする訳ないけど)に向けて、先ずは納車後に感じた所感を記録として書き留めておこう。


①コールドスタート時の始動性が悪い
朝一番の神聖な始動の儀式っぽくて好き。でも急いでる時にエンジンがかからなかったときは、怒りの膝蹴りをタンクにお見舞いしたくなる。

②燃料コックの閉め忘れ開け忘れ頻発
久しぶりに乗るキャブ車なのでつい忘れがち。燃料コックを開けっ放しにしたいところだけど、キャブがオーバーフローしてガソリンが全部流れ出すことが時々あると脅されているので、とりあえず停車時は燃料コックを閉めている。なんて言いつつも、結構な頻度で閉め忘れてて、それに気づかずにコックをひねって閉めて走り出し、しばらくしてエンストすることを繰り返している・・・(バカなの俺?!)

③サイドスタンドが遠い
単に脚が短い(っていうか欧米人が長すぎる)ので、サイドスタンドがめちゃくちゃ遠い。ギリギリつま先がきわどくかかってるけど、そっちに集中すると立ちごけしそうになる。

④ハンドルも気持ち遠い
昨夜、度重なる再入札を繰り返す熾烈な激闘の末、オークションサイトでハンドルバーラーザーを落札することに成功したので近日改善予定。情報によるとF650GS用や、CB400SF用が流用可能らしい。(要確認)

⑤押し引きがやたらと軽い
そこそこ車重はあるのに押し引きが軽く感じるのは、やっぱり低重心だからなのかな?とはいえ、昨日反対側に倒しそうになったから、やっぱりそれなりに気を使う(汗)

⑥ライトが暗い
H4ハロゲンに貧弱な発電能力なので、まぁ普通に暗い。でも、明るさを求めて古いバイクに真っ白なLEDバルブを付ける事にちょっとためらいがある。なんたって、雰囲気と格好重視のエセGS乗りなので、その辺りは拘りたいところだ。

⑦燃費が悪い(ハイオク17km/L)
前のF650GStwinはレギュラーで25~30km/L走ってくれたので、余計に燃費の悪さが気になる。1キロ走るごとに3.5円程余計にかかる計算だ。ただし、僕のオートバイの年間走行距離は5~6000キロ。それほど気にする事でもないだろう・・・多分(汗)

⑧ウインカーがプッシュキャンセルじゃない
さすがにこれには驚いた。そういえば昔高校時代に乗ってた原付スクーターは、スイッチを指で真ん中に戻さないといけないタイプだったのを思い出したが、それと同時代に生産されたR100GSも同じタイプだ。コレ、なんとかならんかな~。

⑨ブレーキは思ってたよりは効く気がする
以前、友人のR100GSを試乗させてもらったとき、冗談かと思えるほどのブレーキの効かなさに、てっきり壊れてると思ったくらいだったけど、それから比べると・・・ほんの少し効く(汗)

⑩ウインドプロテクションは無いに等しい
フロントカウルは無いよりはマシなんだろうけど、やっぱりほとんど無いに等しい。でも、このフロントのこじんまりとしたカウルが愛らしい訳で・・・まぁ、コレでいいのだ!

⑪ステップの位置が高い
純日本人体型の僕にしてみてもステップの位置が高く膝の曲がりがきつく感じる。ひょっとして、ドイツ人は体育座りで乗ってるのかな?

⑫右足近くのパイプが邪魔すぎる
キャブの吸気パイプが右足前に通っていてすごく邪魔。コレのせいでリアブレーキの操作がしにくくてしょうがない。どうせリアブレーキはほとんど効かないからいいんじゃないのって意見もあるかもしれないけど、そういう事じゃないでしょ?(汗)
ステップ位置を下げると少しマシになるかな?

⑬アイドリングでは発電しない
1500回転以下では発電が追いつかずに、メータ横のバッテリーインジケーターの警告灯が赤々と灯っている。設計的に問題ないとはいえ、まるで、悪いことしていないのに後ろにパトカーがついた時のような不安感を覚える。小心者の僕は、信号待ちになる度にちょっとアクセルを開けてアイドリングしてしまうから、右手が休めない(汗)

⑭よそ見しがち
ショーウインドウに映る、颯爽と街を駆け抜ける自分とR100GSを見たくて、ついつい大きめのガラスや、カーブミラーや、鏡面タンクの輸送トラックを探してしまう。
これ、ライダーあるあるだよね?( ̄ー ̄)ニヤリ

⑮振動が股間を刺激する
詳細な説明は割愛するが、ショートストロークのシリンダーの振幅が作り出す一定の振動がシート越しに・・・心地よい(*´ω`*)




一見きれいに見える車体も、確実に30年の時を経ているわけで、ずっと調子よく走るなんて事は考えられないし、グズったり壊れたりすることはある程度覚悟している。

とはいえ、ある程度の覚悟しかしていないから、出来ればお手柔らかに願いたいものだ。

一生愛せるオートバイなんて無いとは思うんだけど、R100GSとなら・・・な~んて思わせてくれる魅力を持ったバイエルンの貴婦人。できればずっと、コイツと漂うような旅をしていきたいな♪

コメント

  1. はじめまして、納車おめでとうございます。
    えびふらいと申します。
    膝についてはハイシートにすると改善されます。すごくかっこいいバックスキンのシートなので選択肢にはなさそうですが。
    ハイシートはおすすめです。
    インテークマニホールドは邪魔ですが、すぐになれると思います!
    冷間時の始動ですが、もともと悪いものです。しかし、キャブの同調など、セッティングしてもらうと少し改善します。また、チョーク最大、アクセル全閉で少し回すとガソリンが早く燃焼室に回ります。足の邪魔になるパイプの長さも原因の一つですね。
    余談ですが、NGKのRXというプラグが非常におすすめです。トルクフルになります。
    ぜひ、気をつけてGSライフをおくってください!!

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    1. 追記、えびふらいです。
      ハンドルが遠いのはパリダカを走る設定の為ですね。若干の前傾は私は好きなところです。

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