強くなりたい…けど、しんどいのは嫌よっ!って話。


 世界有数の山岳国家の日本。国土の75%を火山地・丘陵を含む山地が占めるこの国にあって、とりわけ美しいとされている北アルプス。そんな美しい眺望の山々を眺めながら、高山特有の低草木を縫うようにどこまでも続くトレイルを、ゆっくり歩いて旅がしたい。

僕が山を始めた理由はそこにある。

見渡す限りに広がる名も知らぬ峰々。強い紫外線に焼かれながらも、時折首元をかすめて吹く爽やかな風。山肌には雪渓が残り、目指すピークへと続く細い一本のトレイルを、生きるために最低限必要な道具だけを背負いひたすら歩く。

ふと足を止めると、地面を踏みしめる、ザッザッっという足音が途絶える。あたりには耳鳴りがするほどの静寂と、圧倒的なスケールをもって連なる山塊。そんな風景を前にして、俗世でのちっぽけな迷い事(無闇にお腹が出てることや、知らぬ間にシワやシミが増えた事や、お金が無い事など)の一切を忘れて心を洗う。

僕が恋い焦がれる山旅とは、まさにそんな体験なんだよっ!

っと、最近はもっぱら『走れないトレイルランナー』となりつつある僕は、先日の高島トレイルの旅を振り返り、改めて山旅の楽しさを思い出した次第です。



街には春を通り越して、すっかり夏の気配が色濃く立ち込め、今夏、予定しているいくつかの夏山計画の日程もいよいよ近づいてきている。SNSではすでに春の低山ハイクから、アルプスの高山帯に軸足を移し、颯爽とトレイルを闊歩する投稿が目立ち始めた。

しかしなんだ…山の世界には、ハイクやランにかかわらず、常軌を逸した体力お化けや、とてつもない強メンタルの持ち主がこんなにゴロゴロといるものか?っと、目を疑う。

日本アルプスの山々をテント泊装備一式を背負って縦横無尽に旅するハイカーや、とてつもないロングディスタンスを走り続けるトレイルランナーを見るにつけ、今更当たり前だけど、言うまでもない事だけど…、我が身の不甲斐なさに膝から崩れる思いです(泣)

少しでも、そんなツワモノ達に近づきたい…けど、しんどいのは嫌よっ!って、情けなく逃げ続ける自分をどうにかしたくて始めたトレランも、いよいよ今年前半の集大成となる【モントレイル戸隠マウンテントレイル】を明後日に控え、既に何かから逃げる夢にうなされる夜を送るNAOZOです。寝覚めが悪いったらありゃしない💦

「あ~嫌だ。」

この言葉、今年何回言っただろうか(笑)

それでもこのレースの先に、めくるめく北アルプスの夢の旅路が開けると思って、仕方なく走ってこようと思います。

今日もいつもどおりの『勝手にやってろよっ!』的な無意味な投稿にはなりましたが、どこかで公言しとかないと、しれっと逃げちゃう程度にヘタレな僕なので、何卒ご容赦いただきたく…m(_ _)m


では、良い一日を♪




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