道具という『沼』…の話。
「なるほど、UL(ウルトラライト)と快適性の境目は1kg・・・かな」
唐突に何の話かというと、察しの良い方ならすでに分かっているかもしれないけど、まさにそう、山歩きの中でも最大級の大物ギアであるテントの話です。
もうかれこれ20年以上も前、結婚式を目前(確かひと月前だったと思う)に控えた僕は、ある日突然山旅に目覚め、新婚旅行の小遣いとして大事に取っておいた15万円を握りしめて登山店に飛び込んで、僕の愚行を茫然と見つめるママちゃんをよそに(ママちゃんは当時はまだピチピチの20代独身ギャル♪)、グレゴリーのパリセード80Lとアライのエアライズ2を衝動買いした(笑)
ちなみに残った小遣いも、ティンバーランドの6インチイエローブーツとスントのベクター、プリムスのバーナーランタン2in1セットとモンベルの化繊のシュラフに消え、一文無しで新婚旅行に旅立ったのがつい先日の事のように・・・って、そんな話はどうでもいいわっ!
でまぁ、長い月日を経て、今現在も現役で持ち続けているエアライズ2。そして好きなアクティビティや家族構成の変化にともなって、その時々で色んなテントを揃えてきた。
エアライズ2・エアライズ3・トレックライズ1・トレックライズ2。それにOPTの蚊帳インナーとDXフライセット。ここにヒルバーグのソウロを加え、現在5張構成となった我が家のテント達。
これで、真夏の南国無人島カヤック旅から、バイク旅やプチファミキャンまで、ほぼどんなシュチュエーションもこなせるハズだったんだけど、ここ最近の僕のトレンドワードとなっている『ロングトレイル』となると、ちょっと話は違ってくるわけだ。
現在所持しているテントの中でのソロでの最小構成はトレックライズ1。それでもペグや収納袋を加味すると1.68kgになってしまう。アルプスの高山の稜線上でのテン泊を想定するなら、ある程度の強度は必須なので、このくらいの重さは許容するしかないんだけど、僕が今想定しているトレイルは高島トレイルや比良比叡トレイル。さらに中央分水嶺トレイルやあまとみ・信越トレイルといった、比較的標高の低い山域となる。
『もっと軽いテント、欲じくね~が?』
っと、僕の中のもう一人の僕、あの物欲魔神【ナオゾ・カイマクリーノ】がチラチラと物陰から僕を見つめてくる。
なんとか奴からの、【マウス勝手にポチッと攻撃】や、【勝手にクレジットカード裏のセキュリティーコードの打ち込み攻撃】を際どくかわしながら、僕は今、ギリギリの崖っぷちで、NEMOのホーネットストーム1P(760g)か、ヘリテイジのハイレヴォ1P(960g)を、【何かの間違いで買っちゃわないようにする戦争】の激戦の渦中にいる。
あぁ神様・・・今日もどうでもいい話を語る僕を、どうか許してください。
そして、悩める仔豚に愛のULテントを・・・m(_ _)m
では皆さん、よい週末を♪
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