孤独な夜には。
livedoorblog『孤独な夜には。』2008/03/05より転載
カチンッ…ボッ!
バーナーのコックを捻り、着火装置のボタンを押し込む。
静寂に包まれ、世間からすっかりその存在を忘れ去られた無人の季節はずれのキャンプ場に青白い炎が躍る。
チタンのカップにコーヒー1杯分の湯が沸騰するのを待ちながら、タンクバックから取り出した地図を広げ、今日走ったルートに沿って指でなぞる。
チタンのカップにコーヒー1杯分の湯が沸騰するのを待ちながら、タンクバックから取り出した地図を広げ、今日走ったルートに沿って指でなぞる。
いい感じに駆け抜けたコーナーや、ライダー同士のすれ違い際の何気ない挨拶や、遠く山並みの上にせり上がる積乱雲を記憶の中で反芻する。
カップに沸いた湯をドリップの真ん中にゆっくりと注ぐと、湯気に混じってほろ苦く香ばしい香りが僕の周囲を満たした。
そういえば、コーヒーは80℃で飲むのがいいと何かの本に書いてあったな。
折れ曲がった煙草をパッケージから直接くわえ、マーベラスのオイルライターで火をつけると、肺一杯に煙を吸い込んだ。
地面からヒタヒタと這い上がる冷気は標高が高いせいだろう。
あっという間に冷めてゆくコーヒーをすすると、香ばしい苦味が喉の奥に染み渡った・・・。
とまぁ、ダンディな男の孤独な夜を演出してはみたけれど、これはあくまでそれなりに妄想が含まれているわけで、現実とは若干のズレがあることをご了承下さい・・・。
カップに沸いた湯をドリップの真ん中にゆっくりと注ぐと、湯気に混じってほろ苦く香ばしい香りが僕の周囲を満たした。
そういえば、コーヒーは80℃で飲むのがいいと何かの本に書いてあったな。
折れ曲がった煙草をパッケージから直接くわえ、マーベラスのオイルライターで火をつけると、肺一杯に煙を吸い込んだ。
地面からヒタヒタと這い上がる冷気は標高が高いせいだろう。
あっという間に冷めてゆくコーヒーをすすると、香ばしい苦味が喉の奥に染み渡った・・・。
とまぁ、ダンディな男の孤独な夜を演出してはみたけれど、これはあくまでそれなりに妄想が含まれているわけで、現実とは若干のズレがあることをご了承下さい・・・。
ぶっちゃけ季節外れの野営なんて、鼻水垂らしながら、暗闇から何かに見られているような恐怖にかられ、怖くてトイレにも行けずに、マンジリと寝袋にくるまって夜明けを寂しく待ってるってのがリアルです(汗)
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